営業職にオススメの資格10個を紹介!キャリアアップや独立の道も拓けます!

営業職はどのような企業でも必ず必要となる大切な存在です。営業職の成果は企業の売上にダイレクトに影響を与えます。だからこそ、企業は優秀な営業職を求めているのです。営業職の中でも優秀な営業職は自分以外の営業職との差別化につながる努力を重ねているのも事実です。営業職にとっては資格所得が差別化に役立ちます。今回は、営業職にオススメの資格を10個まとめました。

■営業職にも資格が必要

特に資格がなくても業務を遂行できる営業職ですが、資格を持っている営業職とそうでない営業職のどちらが信頼できるでしょうか?やはり資格を持っている営業職ですよね。そうであるならば、やはり営業職として役立つ資格取得を目指す行動は建設的な行動と言えます。営業職にも資格は必要になるのです。

営業は資格がなくてもできる

営業の仕事は資格がなくても行えるのは事実です。巧みな話術で契約をバンバンとる優秀な営業職はどのような会社にも存在しています。顧客の心をつかめる営業職は感性に訴えかける力が強いですが、一方でそのスキルは個人的な能力に起因する場合も多く、再現性が低いケースも多いもの。営業スキルを磨くには、やはり資格取得によるスキルアップを目指した方が再現性は高いと言えます。

資格取得が営業職の差別化につながる

株式会社セレブリックスの調査によると、営業経験3年目までの20代営業職の83.0%が自身の成長を求めて営業職を選択しているという調査結果が出ています。成長と同時に自分以外の営業職との差別化を進める視点も忘れてはいけません。

営業職は資格取得を通じてスキルを磨く成長を遂げられるだけではなく、差別化にも繋げられます。自分がどのジャンルの専門的スキルを持ち合わせているのか客観的に証明する材料としても資格取得はオススメです。世の中にたくさん存在する営業職との差別化を行うためにも、資格取得を目指してみましょう。

■営業の実力を証明する資格

まずは、営業に必要となる企画力やマーケティングの知識を体得できる資格をご紹介します。

営業士検定

営業士検定とは営業職に必要な企画力や市場分析力を持ち合わせている点を証明する資格になります。資格は初級、上級、マスターの3グレードで用意されています。初級の合格率は75~80%であり難易度は低めです。尚、上級・マスターの合格率については開示されておりません。営業士の資格取得により営業に必要なマーケティングのスキルも得られます。営業として何の資格を取ればよいか迷っている方は、営業士の資格を目指すとよいでしょう。

販売士

販売士検定は日本商工会議所が運営している資格になります。1級から3級に分かれており、1級のレベルになるとマーケティングの知識だけでなく、管理職に必要な労務や財務の知識も身に着けられます。販売に携わる方だけでなく、営業職の方にもオススメの資格です。さらに、販売士と合わせて中小企業診断士の資格を取得すると小売・流通業界に特化したコンサルタントとしての独立も可能になります。

営業のステップアップに役立つ資格

営業職としてもう一段のステップアップに役立つ資格をご紹介します。

中小企業診断士

営業のステップアップに役立つ資格として中小企業診断士をご紹介します。中小企業診断士の取得により、経営の視点で俯瞰的に分析できる視点を得られるのです。そのため、クライアントの経営課題の解決も含めた、中身のある営業提案が可能となります。

また、中小企業診断士を取得することで経営コンサルティング会社にコンサルタントとして転職できるキャリアも拓けてきます。さらに、中小企業診断士を取得すると経営コンサルタントとして独立するチャンスも獲得できます。中小企業診断士は勉強時間が約800~1000時間程度必要な難関国家資格ですが、取得後にキャリアの幅が広がるので取得を目指して損はないです。

MBA(経営学修士)

MBA(経営学修士)は資格ではなく経営系の専門職大学院を修了すると得られる学位になります。中小企業診断士と同じく経営についての体系的な知識を取得できる点が魅力です。MBAを持っているとクライアントの信頼にもつながるため営業のステップアップに取得をオススメします。また、外資系企業ではMBA取得者は非常に評価されます。MBAの取得により外資系企業のフィールドで戦えるようになるのです。

■業界別に役立つ資格

営業職に役立つ資格はさまざまにありますが、業界によって役立つ資格が異なります。今回は、IT業界、不動産業界、金融業界の3業界で役に立つ資格をまとめました。

IT業界

IT業界で役に立つ資格を2つご紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は国家資格であり、プログラマー・システムエンジニアなどのIT職に従事する方、もしくは、今後従事しようとする方々を対象とした資格になります。ITエンジニアとしての基本的知識があり、かつ実務能力も持ち合わせている点を証明する資格としてオススメです。IT業界の営業職が未経験の方でも、本資格の取得によりIT業界のフィールドで活躍できるチャンスを得られます。50時間~200時間の勉強時間で合格可能であり努力すれば合格できる難易度の資格です。IT業界で働きたいと希望される方は資格取得をめざしてもよいでしょう。

情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティマネジメント試験は、セキュリティに関する知識と問題発生時の対応知識を持ち合わせている証明につながる資格です。インターネットを通じての情報取得が容易になった現代では、企業の情報管理への適切な対処が求められ続けています。情報管理を適切に管理できる人材は重宝されるため、本資格の取得によりIT業界の営業職として好条件の待遇で転職できる道が開けてきます。社会的ニーズの高い資格であるため、IT業界の営業職にオススメの資格です。

不動産業界

不動産業界の営業職に役立つ資格を2つ紹介します。

宅地建物取引士

宅建士(宅地建物取引士)は不動産業界で役に立つ国家資格です。宅建士は独占業務がある点が特徴です。不動産の取引は高額になるケースも多く、消費者の側が不当な契約を結ばれてしまう場合もあります。そのため、そうした不当な契約を防ぐために、宅建士にしかできない独占業務が存在しています。宅建士は独占業務がありますが、勉強時間は300~350時間程度で合格可能であり、他の難関国家資格と比較すると難易度は高くはありません。宅建士の資格所持者は不動産業界で重宝されるので取得を目指されてはいかがでしょうか。さらに、資格を取得すると不動産の専門家として独立開業の道も開けてきます。

マンション管理士

マンション管理士は国家資格であり、マンションの維持や管理、住民間のトラブル解消のような業務を担います。本資格を取得する過程でマンション管理に関する法律の知識取得も可能です。資格の難易度は、宅建より少し高めです。勉強時間は500時間程度必要といわれています。1年程勉強すれば合格する見込みは高いです。不動産業界でキャリアを伸ばしていきたいのであれば、前述した宅建士と共にマンション管理士の資格も得るとキャリアの可能性をより広げられるでしょう。

金融業界

金融業界の営業職で働く際に役立つ資格を2つご紹介します。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナー(FP)は国家資格であり、個人のマネープランのサポートを行います。年金や税金、保険を含めたお金に関する専門的な知見を得られる点が魅力です。いわば、お金を扱うプロフェッショナルとして活動する際に役立つ資格です。ファイナンシャルプランナーの資格所持者は、顧客や取引先から信用されるため、金融業界の営業職の方にオススメの資格になります。また、FPの資格を取得するとコンサルティングやマネーセミナーの副業にも取り組めます。副業から独立も可能のため資格取得を目指されて損はありません。

証券外務員

金融機関で営業職に就くならば、証券外務員の資格は必須になります。逆に言うと、金融業界以外の方でも本資格を取得しておけば、金融業界に転職し働くチャンスを得られる点も魅力です。証券外務員は一種と二種に分かれますが、双方とも合格率は60%であり十分な対策をとれば合格できる難易度になります。試験はCBT方式であるため、基本的に1年中を通じて受験できる点も魅力です。金融業界で営業職として活躍を目指すのであれば、まずは、本資格の取得を目指してみましょう。

■資格と実務能力のシナジーが成果を生む

営業職として活動する際にあなたが取得した資格がプラスαの効果をもたらします。しかし、注意して欲しい点は資格取得が目的になってはいけない点です。資格取得を通じて、仕事の成果が劇的に上がるわけではありません。

大切なポイントは、資格取得により自分自身の見識を向上させ実務能力をより高める努力が必要である点になります。資格と実務能力のシナジーが最大になるように取り組む姿勢が大切になるでしょう。

■まとめ

どのような会社でも営業職は存在しています。ただし、優秀な営業職になるとやはり数は限られてきます。営業としてのスキルを磨くために役立つ取り組みが資格取得です。営業職の資格取得により副業や独立も可能となり、どのようなビジネスフィールドでも戦える力を得られるのです。資格取得でさまざまな可能性が開けるため、将来のキャリアの可能性を高めるためにも資格取得を目指しましょう。