経営者はリスクマネジメントが重要!企業の存続につながる方法を解説

「今後経営人材になりたいが、企業運営ではどんなリスクが考えられるのだろう」
といった悩みを抱えている方もいるでしょう。

経営においてリスクがあると「倒産するのではないか」といった不安が出てきますよね。

企業を存続させるためには、経営者がリスクマネジメントを考えることが必要です。

そこで、本記事では、経営者がとるべきリスクマネジメントやその目的について解説します。リスクマネジメントの進め方についても解説しているので、導入の流れがイメージできるでしょう。

今後経営者として安定した企業を作りたい方は、本記事を参考にしてください。

経営者は、リスクマネジメントが必要不可欠!
営者がリスクマネジメントを行う2つの目的
問題を発生させないため
└ 問題発生後の被害を最小限にとどめるため
営者が取るべきリスクマネジメントの進め方
①リスク特定
②リスク分析
└ ③リスク対応
リスクマネジメントを行える経営者になり、安定した企業づくりにつなげる

経営者は、リスクマネジメントが必要不可欠!

経営におけるリスクマネジメントとは、企業内部でリスクを把握し起こり得る損失を回避したり、軽減したりすることです。

自社がリスクにより経済的、社会的損失を被らないために、事前の備えが必要なのです。

そして、リスクマネジメントは以下の5種類に分けられます。

  • 経営戦略リスク
  • 財務リスク
  • 自己リスク
  • 情報漏洩リスク
  • コンプライアンスリスク

経営戦略リスクの例を挙げると、設備投資が失敗に終わり、お金だけかかってしまった例が挙げられます。情報漏洩リスクでは、個人情報流出や、サイバー攻撃によるシステム障害が起こる可能性があります。それにより、顧客からの信用低下につながるでしょう。

特に情報漏洩リスクでは、ベネッセコーポレーションの事例が有名です。教育事業を展開しているベネッセコーポレーションでは、業務委託先の元社員が顧客情報を不正に取得し、約3,504万件[g]分の情報を業者へ売却していた事件が判明しました。これにより、ベネッセコーポレーションは、顧客情報漏洩にともなう情報セキュリティ対策費260億円を特別損失として計上しています。

このように、リスクマネジメントが徹底していなければ、社会的な信用をなくし、多大な損失を被ります。そのため経営者は、明確なリスクマネジメント策定が必要なのです。

経営者がリスクマネジメントを行う2つの目的

経営者がリスクマネジメントを行う目的とは、一体どのような理由があるのでしょうか。

ここでは、以下2点について解説します。

  • 問題を発生させないため
  • 問題発生後の被害を最小限にとどめるため

以下の項で詳しく解説します。

問題を発生させないため

リスクマネジメントでは、問題を発生させない点が重要視されます。情報漏洩やシステム障害といったリスクは、1回でも起きてしまうと、顧客からの信頼をなくすためです。

例えば、新規事業を起こす際に、見込み利益よりも失敗した場合の損失の方が大きいと判断されると、新規事業を立ち上げない判断が求められます。

したがって、経営ではポジティブな面とネガティブな面を比較し、ネガティブな側面が大きければ実行しない判断が必要なのです。

問題発生後の被害を最小限にとどめるため

問題発生後に最小限の被害にとどめる目的も挙げられます。言い換えると、起こりうるリスクや影響度を把握し、事前の対策により、問題発生時の損失が小さくなります。

具体例を挙げると、事業が失敗したときに備えて事業分散を図る戦略です。1つの事業だけでなく、市場の異なる複数の事業を持ち、リスク分散が測れます。

例えば、食品メーカーが外食の店舗を運営するケースが挙げられます。景気が良いときには、外食する機会が増え、景気の悪い時は自宅で料理をする機会が増えるでしょう。それにより、景気の影響を最小限でとどめられるのです。

経営者が取るべきリスクマネジメントの進め方

ここまで経営者は、リスクマネジメントをするべきだと解説してきました。では、どのような対策が挙げられるのでしょうか。

本項では、リスクマネジメントにおける3つの流れを解説します。

①リスク特定

まずは、経営において想定されるリスクを挙げましょう。些細なリスクでも抜け漏れなく、洗い出すことが必要です。小さなリスクにより、大損害を受ける事例もあるからです。

リスクの特定方法として、以下4点が挙げられます。

  • 社員アンケートの実施
  • 業務フローからリスクの洗い出し
  • 財務会計データから金銭的リスクを予想
  • 展開している市場のリスクの把握

注意点として、経営者のみでリスク特定を行わないようにしましょう。

理由は、一般社員や管理職などの意見を聞き、さまざまな視点を取り入れるためです。社員とブレインストーミングを行い、想定される事態の「原因から結果までのプロセス」を検討してみましょう。

②リスク分析

次にリスク分析です。リスク分析とは、前述したリスク特定によって認識したリスクを分析する手法です。リスクの起こりやすさや結果、複雑さの観点から判断します。

リスク分析の方法として、数値化する方法が挙げられます。重要なポイントは、リスクが発生した際に、会社の収益に大きく関わるものや、顧客の信用をなくすものに高い点数をつけることです。

以下のように、10段階評価での判断がおすすめです。

  • 1〜超低リスク
  • 3〜中リスク
  • 6〜高リスク
  • 9〜超高リスク

注意点として、コンプライアンスリスクといった事態は判断が難しいため、専門家への相談も検討しましょう。

③リスク対応

最後に、リスクに対する具体的な対応を考えましょう。ここでは、以下2つのリスク対応を解説します。

リスクコントロールリスクにより起こる損失を抑える
リスクファイナンシング損失を金銭で補完すること

「リスクコントロール」では、事業撤退し、リスクを起こさない対策が挙げられます。さらに、リスクの発生時の損失を抑えるために、業務フローの整備も求められるでしょう。

「リスクファイナンシング」では、リスクとなる事態が起きた際、損害を補えるように、積立金の設定が対策として挙げられます。

完全にリスクを回避するのは難しいため、リスクファイナンシングも必要です。

リスクマネジメントを行える経営者になり、安定した企業づくりにつなげる

本記事では、安定した企業運営をする際には、経営者のリスクマネジメントが必要だと解説しました。

リスクマネジメントは、問題を発生させないためや、問題発生後の被害を最小限にとどめるために重要です。

そして、リスクマネジメントの流れとして、「リスク特定・リスク分析・リスク対応」が求められます。

このように、リスクマネジメントは重要視されます。

では、リスクマネジメントだけでなく経営課題を解決するためには、どのような方法が挙げられるのでしょうか。以下の記事では、経営課題解決に役立つフレームワークについて解説しています。

今後、経営人材になりたい方は、ぜひ参考にしてください。

経営課題の解決に役立つ効果的なフレームワーク3選!!