リスキリングで活躍できる力が身につく！市場価値の上げ方や事例を解説
merhythm
リスキリングとは、ビジネスやITの進歩に対応するため、新しいスキルを習得する取り組みです。
現在、時代の流れが早く、「今のスキルでこの先活躍できるのかな？」と思っている方もいるでしょう。
今回は、自分のスキルに不安を抱えている方に向けて、リスキリングにより市場価値は上がるのか、身につけるべきスキル、企業の事例を解説します。
さまざまな企業から求められる人材になりたい方は、ぜひお読みください。
リスキリングにより、さまざまな企業で活躍できるスキルが身につく
リスキリングにおいて、企業で求められるスキル3選
├ 能動的な学習スキル
├ 物事の大局を見るスキル
└ アイデアを生み出すスキル
リスキリングの国内導入事例
└ 富士通株式会社
リスキリングを行い、市場価値を上げていく
リスキリングにより、さまざまな企業で活躍できるスキルが身につく
リスキリングとは、ビジネスやITの進歩に対応するために、新しいスキルを身につけることです。時代の変化が激しいなかで、乗り遅れないようにスキルを身につけ、市場価値を上げるために必要とされています。
また、リスキリングによる新たなスキルの獲得により、1つの企業だけでなく別の企業でも活躍できる力が身に付きます。
具体例を挙げると、電気通信業者のAT&Tは社内の従業員に関して、こう明言しました。
「25万人の従業員のうち、未来の授業に必要なスキルを持つ人は約半数。残りの約10万人は10年後には存在しないであろうハードウェア関連の仕事のスキルしか持っていない」
そして、リスキリングを導入し、 プログラムに参加する従業員には、それ以外の従業員に比べ高い評価や表彰をしました。さらに、リスキリングを行った従業員の昇進も実現しています。
このように、今後スキルを磨く意識のある人材は、企業から評価される人材となるのです。
リスキリングにおいて、企業で求められるスキル3選
リスキリングにおいて、企業で求められるスキルは以下の3点です。
- 能動的な学習スキル
- 物事の大局を見るスキル
- アイデアを生み出すスキル
それぞれのスキルの詳細を解説します。
能動的な学習スキル
能動的な学習スキルは、自ら積極的に学習するアクティブラーニングを指します。このスキルが重要な理由は、学校の授業のように受動的に学んでも、スキルは身につかず、忘れてしまうためです。
そのため、実践で活きる知識としてインプットするために、学習の実践が求められます。方法は以下の3点です。
- リスキリングの目的を決める
- 学ぶ科目を決め勉強する
- 実際に業務で使う
まずはリスキリングを行う目的を決めましょう。例えば、スキルを身につけ、今までの業務効率化や売上拡大などの目的です。目的を決めたあとに、学ぶ科目を決め勉強します。
そして、身につけたスキルの活用が求められます。具体的には、 データサイエンスを学んだのであれば、営業活動の実績をデータで分析し、改善につなげられるでしょう。
このように能動的な学習スキルにより、リスキリングの効果をさらに高められます。
物事の大局を見るスキル
物事の大局を見るスキルとは、細かい点だけでなく俯瞰的に見て本質を見極める能力です。本質を見極めて、根本的な問題を解決できます。
物事を大局的に見るためには、今ある専門知識だけでなく幅広い知識が必要です。
例えば、営業の仕事を今までしてきたが、プログラミングスキルや経営スキルを身につけるといった点が挙げられます。これにより、企業全体の業務フローを把握して、課題をIT スキルで解決する点につながる可能性があります。
リスキリングで、企業を改革できる人材になれる可能性があるのです。
アイデアを生み出すスキル
アイデアを生み出すスキルとは、リスキリングで得た知識で、実務に活かす方法を思いつけるスキルです。 獲得したスキルを目の前の課題と結びつけて、問題の解決につなげられます。
具体的なアイデアの出し方は以下のとおりです。
- 固定観念にとらわれない
- 失敗をアイデアを出すための実験だと捉える
- インプット量を増やす
アイデアを出すためには、 固定観念にとらわれず、従来の考えを一旦疑ってみることが大切です。これにより、今までは思いつかなかった問題解決手法がひらめくでしょう。
さらに、失敗を実験だと捉える視点も重要です。さまざまなチャレンジと失敗で、アイディアに関連する経験が増えるためです。
そしてインプット量も増やしましょう。学んで来なかったジャンルでリスキリングを行い、今までとは違ったアイデアを出せるようになるはずです。
リスキリングの国内導入事例
有名企業は、個人に新たなスキルを持たらすリスキリングの導入に積極的です。特に、 DX 人材の育成に力をいれています。
リスキリングの内容は、 eラーニングやオンライン研修、企業内大学などさまざまです。
ここでは、富士通株式会社の事例を紹介します。
富士通株式会社
富士通株式会社は、事業変革のために全従業員13万人をDX人材へリスキリングする点を目標にしています。目的は DX人材の育成と生産性向上、サービス強化などのためです。
具体的な施策としては以下のとおりです。
- Global Strategic Partner Academyを開催
- Fujitsu Learning Experience（FLX）を設立
Global Strategic Partner Academyでは、ServiceNow、SAP、Microsoftといった大企業の協力をもらい、最先端テクノロジーを学習できる教育プログラムを作りました。 テクノロジー 分野である企業の支援があるため、最先端の ITスキル獲得が可能です。
Fujitsu Learning Experienceでは、IT技術やビジネススキルまで受けられるオンラインプログラムも取り入れています。学習状況が可視化され、上司からのフィードバックももらえるため、学習が継続できる仕組みになっています。
このように、富士通では、リスキリングを行い DX 人材育成に積極的です。 さまざまな企業で、リスキリングの導入が始まっているため、今後も需要が増え続けるでしょう。
リスキリングを行い、市場価値を上げていく
リスキリングとは、技術革新や新たなビジネスモデルに対応するために、新しいスキルを身につける取り組みです。
リスキリングを行う際には、能動的に学習するスキルやアイデアを出すスキルなどを活かして、さらなる効果を得られるでしょう。さらに昨今は、日本企業でもリスキリングを積極的に行う企業が増えてきています。
そのため、リスキリングを行いさまざまな企業で活躍できるスキルを身につけましょう。
