インサイドセールスとは?フィールドセールスとの違いや2つのメリット・種類を解説

「キャリアチェンジのためにインサイドセールスに興味がある」
「インサイドセールスはどのような職種?」

このように考えていませんか?昨今、聞く機会の多いインサイドセールスの仕事内容を理解できていない方も多いでしょう。

そこで本記事では、インサイドセールスとは何かやフィールドセールスとの違い・メリット・種類を解説します。

インサイドセールスを理解して、今後のキャリアアップに活かしましょう。

インサイドセールスとは?フィールドセールスとの違いを分かりやすく解説
インサイドセールスとして働くメリット2選
├ 多種多様なスキルが身につく
将来性が高い
インサイドセールスの2つの種類
SDR(反響型営業)
BDR(新規開拓型営業)
インサイドセールスとして市場価値を高めていく

インサイドセールスとは?フィールドセールスとの違いを分かりやすく解説

インサイドセールスとは、メールや電話を使用し、見込み顧客に対して非対面で行う営業活動や職種を指します。

顧客へのヒアリングを通して、潜在ニーズを顕在化することで受注確度を上げたり、見込み顧客の育成を行ったりするのが仕事です。

単純な内勤の営業だけではなく、Web会議といったオンラインツールを活用しながら、インサイドセールスが商談を担当する場合もあります。

また、フィールドセールスとインサイドセールスの違いは、主に「対面」か「非対面」かです。

フィールドセールスは顧客と直接商談して自社商品やサービスを販売し、インサイドセールスは非対面で見込み顧客とのコミュニケーションを取りながら受注確度を上げるフェーズを担当します。

なお、フィールドセールスとインサイドセールスの仕事内容は企業によって異なるため、転職前に確認しておきましょう。

さらに、昨今インサイドセールスは人気が高まっています。転職サービス「doda」の「第3回”新しい時代に求められる営業職”に関する調査」によると、テレワークが可能なインサイドセールスやカスタマーサクセスなどの求人比率は3年間で約4倍に上昇しました。

本調査では、インサイドセールスやカスタマーサクセスがテレワークとの親和性が高いため、営業活動の見直しが必要とされる現代で求人比率が上昇したと考えられています。

そのため、インサイドセールスに転職しても、市場から求められる存在になるといえるでしょう。

インサイドセールスとして働くメリット2選

インサイドセールスとして働くメリットは以下の2点です。

  • 多種多様なスキルが身につく
  • 将来性が高い

以下の項で詳しく解説します。

1.多種多様なスキルが身につく

インサイドセールスは業務の中で幅広いツールを利用するため、多種多様なスキルが身につきます。

電話やメールだけでなく、Web会議ツールやMAツール、営業支援ツールなど、扱うサービスは多種多様です。

そのため、今後需要のあるスキルを身につけやすいといえます。

特に、インサイドセールスにおいて、顧客に対して効率的にアプローチするためには、MAツールを利用できることが望ましいでしょう。

MAツールを利用して、大量の顧客リストから自社の見込み顧客を抽出したり、過去のログから優先的にアプローチするべき見込み顧客を見極めたりするスキルが求められます。

MAツールを使いこなせるようになると、他社でも役立つスキルが身につくでしょう。

将来性が高い

インサイドセールスは、今後需要が高まる職種です。昨今は、サブスクリプションビジネスの普及やDX推進、営業担当者不足などの理由により、インサイドセールスが必要とされています。

実際に、InsideSales.comの調査によると、2017年時点でアメリカのセールスチームのうちインサイドセールスは43.5%を占めていると報告されました。

海外におけるインサイドセールス活用の流れから日本でも需要が高まるでしょう。

インサイドセールスの2つの種類

インサイドセールスには、以下2つの種類があります。

  • SDR(反響型営業)
  • BDR(新規開拓型営業)

それぞれの特徴を理解して「自分にはどの種類が向いているのか」を判断しましょう。

SDR(反響型営業)

SDR(反響型営業)とは、問い合わせのあった企業へアプローチする営業手法です。主に、見込み顧客との関係構築を担います。

例えば、ホームページやランニングページからの資料請求があった際には、SDRが顧客へのアプローチを行います。

自社に関心のある見込み顧客に対して、最初にアプローチする役割を担うので、第一印象の良さが求められるでしょう。

BDR(新規開拓型営業)

BDR(新規開拓型営業)とは、自社からのアプローチによって営業活動をスタートさせる営業手法です。事前に設定したターゲット企業に対して、電話やメールなどを活用して新規開拓します。

基本的には、サブスクリプションサービスを大手企業に売り込む営業が多い傾向です。サブスクリプションサービスは継続して利用すると、付加価値総額が高いため、規模の大きい大手企業を開拓し売上アップを狙うのです。

また、以下のような企業に対してアプローチします。

  • 自社が認知を得づらい企業
  • つながりがない企業
  • 今後関係を構築したい企業

インサイドセールスに興味があり、新規顧客の獲得に関心のある方には、BDRが向いているでしょう。

インサイドセールスとして市場価値を高めていく

インサイドセールスとは、見込み顧客に対して対面で行う営業活動や職種を指します。多種多様なスキルが身につき、将来性が高いといった点がメリットです。

インサイドセールスの営業手法は、SDRとBDRに分かれるため、自身にあった営業手法を選んでください。

インサイドセールスに関連して、現在営業職の方は「今後のキャリアパスをどうするのか」を考えている方も多いでしょう。

以下の記事では、営業スキルを活かしたキャリアパスとして、管理職への昇進や営業スキルを活かした転職などを挙げているので、参考にしてください。

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